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コーチングは、アメリカにおいて1980年代中半〜後半にかけて“現在と未来に焦点を当てた質問”をクライアントにすることで、その人の目標を達成することをサポートする新たな手法として注目され始め、90年代前半から瞬く間に世界に広がりました。コーチングは対話を通して“人の肯定的な変化をサポートする”手法と一般的には定義されています。伝統的なスポーツコーチと比べて主に異なるところは基本的にはコーチはクライアントにアドバイスはせず、『すべての答えはその人の中にある』とする考えに基づき、コーチとクライアントはお互い“対等な立場のパートナーシップの関係”として成り立っているところです。
自己発見や自己探求、より自分らしい生き方の創造など人生を幸せで豊かにするためのコーチングは一般的に“ライフ・コーチング”と呼ばれ、アメリカのコーチングの主流となっています。日本においても多くのコーチがパーソナルな成長や充実した人生を扱うコーチングを実践し活躍されています。
また一方、ビジネスシーンでの目標達成を背景とし発展したのが“ビジネス・コーチング”と呼ばれるものです。当初はコンサルタント業に関わる人たちの間でクライアントにとって有効な手法として脚光を浴び、その後全米に広がっていきました。多くのフォーチュン500企業(企業のランキングで有名誌のフォーチュン誌にトップ500としてリストアップされた企業)ではエグゼクティブにコーチをつけることが日常的に行われ、現在ではジョージタウン大学(ワシントンD.C.)などの有名校でもコーチングが扱われています。
職務上の特別な技術、実務など教育や指導が必要な場合はコーチングではなくティーチングやメンタリングが必要な場合もあります。またカウンセリングなどの場合、クライアントが現在の生活を通常に営むのが困難であるケースはコーチングではなくカウンセリングやセラピーが必要です。コーチングは多くのケーススタディーに非常に有効ですが、このように明確に使い分けることで更にコーチングは効果的です。 |